浮間公園さくら草祭り 16日までライトアップ

2023年4月12日 07時24分

見ごろを迎えたサクラソウ=北区の都立浮間公園で(区提供)

 東京都北区の都立浮間公園(浮間二)でサクラソウが見ごろを迎えている。十七日まで「第五十九回浮間さくら草祭り」が開催。十六日まで夜間ライトアップもある。
 公園内にある広さ千六百平方メートルの「浮間ケ原桜草圃場(ほじょう)」には、ピンク色の「浮間ケ原」、純白の「浮間白」、赤紫の「浮間五台紅(ごだいこう)」など三万株が植えられ、見ごろの期間のみ開放される。昼間は午前十時から午後三時(最終日同二時)に開園。午後五時に再開園して同八時までライトアップされる。入場無料。隣接する氷川神社で「浮間ケ原桜草保存会」メンバーが育てた鉢植えの販売もある。
 区によると、サクラソウは江戸時代には荒川下流域の湿地帯に群生していた。昭和に入り、荒川土手の改修で激減したが一九五五(昭和三十)年、地元農家が保存に向けて栽培を始めた。地域の愛好家も栽培に加わり、六五年から浮間さくら草祭りを開いている。(小形佳奈)

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