サクラソウ

春が近づき、少しずつ暖かい日が増えてきましたね。
ちょうどこの時期に花を咲かせる、サクラソウをご存知でしょうか。

サクラソウは、桜によく似た可愛らしい花を咲かせるサクラソウ科サクラソウ属の多年草です。一般的に、日本自生種の日本サクラソウがサクラソウと呼ばれており、西洋サクラソウはプリムラと呼ばれて流通しています。
プリムラは、サクラソウの学名でもあり、「primos(最初)」が語源です。早春、他の植物に先駆けて花を咲かせることからこの名前がつきました。

花言葉は、「少年時代の希望」「初恋」「自然の美しさを失わない」「純潔」。

開花時期は3~5月頃で、OATアグリオの社員が育てているサクラソウも現在満開となっています。こちらは自社肥料のタンクミックスを使って育てているそうです。可愛らしいピンクの花がたくさん咲いていて、きれいですね。

かの有名な小林一茶がサクラソウについて読んだ句には、「我が国は草も桜を咲きにけり」というものがあります。日本では草といえども美しく咲く、という意味だそうで、江戸時代から春を代表する花として親しまれていたことが分かりますね。

そんな江戸時代は野生のサクラソウが多かったようですが、近年は自生地が激減し、絶滅が危惧される状態となっています。

国の特別天然記念物に指定されている埼玉県の「田島ヶ原サクラソウ自生地」では、例年4月中旬頃に「さくら草まつり」というイベントが開催されているそうです。今年の開催日はまだ発表されていませんが、自生しているサクラソウを見に、足を運んでみるのはいかがでしょうか。

最後に

今回は、春に花を咲かせるサクラソウについてお話しました。
現在は300を超える品種があるそうですので、興味のある方は、品種ごとの形や色の違いなども楽しんでみてくださいね。